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仕事ができない部下の育て方

「教えても、仕事ができない部下がいるのですが・・・」

・・・そんな風に悩まれている方のお話を先日お聞きしました。どう指導したらいいのかと、どう育てていけばいいのだろうかと・・・悩まれていらっしゃるようでした。

上司という立場は本当に辛いですね、辛抱することもお仕事の1つだったりして・・。

できるまで教えるのが上司の仕事・・・?

冒頭の方のお話・・・いくら教えても仕事ができない部下をどうしたら・・・と悩んでしまうことってあると思うんです。

でも上司という立場で考えた時、答えは1つしかなくて、「できるまで教える」ということなんだと思うんです。

大変なことですけど・・・でも、それしかないと思うんです。

長者番付にも何度も登場して、ビジネスの自己啓発本を何冊も執筆されていらっしゃる斉藤一人さんは「400回同じことを伝える」と語られています。

400回も同じことを指導する上司もそうそういないとは思いますが、もしそれだけ言われたら、できない人の方が珍しいのかも・・・知れません。

部下が仕事ができない・・・でも、それは当たり前のことだとあきらめてしまうことも時には重要なことなのかも知れません。

そして根気強く同じことを何度でも教えて、させてみる。そう考えると辛いお仕事とは思いますが・・、それが上司という立場なのかも、知れません。

自分が相手のいるところまで降りてゆく

先ほど斉藤一人さんが語られた言葉をご紹介させていただきましたが、斉藤一人さんは「人にものを教える時は自分が地獄の底まで降りてゆく気持ちがなければいけない」ともおっしゃっています。

「地獄の底」までとは、また独特の表現ですが・・上司という立場で例えば、仕事がまだよくできない部下の方にものを教える時は、ご自分の立場から教えるよりも、相手のいるところまで自分が降りて行って教える・・・ということが必要なのかも知れません。

それはつまり、「できなくて当たり前」というスタンスで相手に物事を教える・・・ということになりますが、そちらの方が本当は自分にとっても楽なやり方だと思うのです。

相手は「できない」のではなくて、「知らないだけ」「まだ理解できていないだけ」・・・そう思うことで、自分がイライラせずに教えることができそうな気が、僕はしています。

上司は部下に対して、母親のような気持ちで接する必要がある・・・ある方がそんなことをおっしゃっていて、思わず納得してしまったことがあります。

勿論、それはとても難しいことだと・・・思うんです。

でもそれだけ忍耐が必要な仕事であるというか、それだけ温かい目で見守ることも時には必要な仕事なのかなと・・・僕はそう思いました。

最後までお読みいただいて、ありがとうございます。