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今の仕事が嫌になって転職するかどうか悩んだ時の決断方法は?

今やっている仕事に何かしら不満を感じてしまって、そして、転職すべきかどうか迷う・・・そんなこともあるかも知れません。

ただ勿論、転職といってもそんなに簡単なことではないわけで、例えば、転職してもうまくいかなかった人の話を聞いてしまったりすると、どうしようか悩んでしまうということもあると思うんです。

今回はそんな時に何をどう考えて、そして決断したらいいか・・・ということについて考えてみたいと思います。

うまくいく転職、後悔する転職の違いは何だったか?

転職すべきかどうか悩んだ時の決断方法ですが、転職したいと思われる理由は人によって違っていて、そしてそれぞれに事情があってのことだと思うんです。

だから、そんな時はこういう風に考えて決断したらいい・・・という一つの答えというものはないのかも知れません。

ですから、ここで書かせていただくのはあくまでも一つの考え方ということになろうかと思います。

その点をご了承の上、読み進めていただければ幸いです。

転職といっても色々な形があると思うんです。

ただ、転職した方々のお話をお聞きしていると、転職してうまくいった、転職してよかったという人と、転職したことを後悔したという人には一つの傾向として・・・違いがどうもあるようです。

それは何だったか?

ということですが、その一つは簡単に言うと、積極的な転職であったか、消極的な転職であったかの違いだったようです。

勿論、これに当てはまらない方もいます。

あくまでも傾向ということになるかと思うのですが・・・ただ、その違いの1つは積極的な転職か、消極的な転職か・・・だったようです。

では、この積極的な転職、消極的な転職とはどういうことでしょうか。

積極的な転職とは、何かやりたいことがあったり、こういう仕事がしたい、またはこういう働き方がしたい、こういうことをやってみたい・・・という、何かに向かってゆく理由があって、転職することをここでは言うことにします。

はじまりは、今の仕事への不満であったり、何か嫌なことがあるから・・・という理由であってもいいと思うんです。

ただ、それはきっかけにはなっても、転職の理由ではなく、転職の理由はあくまでも、別の道に向かってゆくため。

このような形で転職した方々は、転職してよかったと思うことが多い傾向にあるようです。

一方、消極的な転職とは、今の仕事への不満や嫌なことがあるから・・・ということが直接的な転職の理由になっているケース、何かに向かってゆくというよりも、何かを避けようとしての転職のことをここでは言うことにします。

このような形で転職した場合、先ほどの積極的な転職のケースと比べて、転職がうまくいかなかった、転職して後悔するということが多い傾向がどうもあるようです。

積極的な転職をして、そして、その決断をしてよかったと思われた方々も、当時働いていた会社や仕事、人間関係の不満がきっかけになっていることも多かったようです。

ただ、その時、その不満にフォーカスするのではなくて、それをきっかけにして・・・じゃあ、自分は何がしたいのか、どんな働き方をしたいのか・・・という風に気持ちを今の不満ではなくて、これからの可能性の方にシフトさせていたと言いましょうか。

そのように考えて転職を決断された方は、その後、その決断を「よかった」と思うことが多いようです。

精神的、または肉体的に追い込まれての転職

中には精神的に追い詰められて、または体調を大きく崩されて、もう働けないという理由から転職、または退職を決断されるケースもあるかも知れません。

僕自身、その経験があります。

医師にこれ以上続けると働けなくなると言われ、その後、その時働いていた会社を退職する決断をしました。

本当に精神的に追い詰められて一杯一杯になってしまった時は、もう頑張る時ではないと思うのです。

そんな時は、どのような形でもいいので、一度、仕事を離れてみる、仕事を休んでみる必要があるのだと思います。

仕事を休むことは時に大きな勇気が必要ですが・・・ただ、精神的に一杯一杯になってしまった時は、休むべき時です。

精神的に一杯一杯になると人は本来の判断力や決断力というものを失ってしまうことが多く、できれば、転職のように人生を左右するような大きな決断の場合は・・・一度、休むことで心に余裕を取り戻してからの方がいいのかも、知れません。

心に余裕を少し取り戻した時、冷静な判断力が戻ってきます。

その時に、退職しようと思えるかも知れませんし、その前に上司にもう一度相談してみようと思えるかも知れませんし、または、これから何がしたいのか?と自分のこれからに気持ちが向くかも、知れません。

ただ、休ませてもらえないようなケースもあるかも知れません。

色々なケース、事情があるので、一概には言えないわけですが、そのような時は自分を守るために、仕事を離れてみる必要があるのかも知れません。

そして、それは決して逃げではないと思うんです。

避けるより、向かってゆく方がうまくいく

冒頭で今の不満より、可能性の方に気持ちを向けてゆく・・・ということを書かせていただきました。

これは仕事に限った話ではないかも知れませんが・・・物事は、または人は、何かを避けようとするより、何かに向かって行った方がうまくゆくことが多いのかも知れません。

不思議なもので自分が気持ちを向けたものが見えるようになります。

不満があって、転職したいこともあると思うんです。

または仕事が原因で体調を崩してやむを得ず退職することだってあると思います。

だけど、その不満、または体調を崩すことになった原因に気持ちを向けることよりも、これからの可能性の方に気持ちを向けてみてもいいのかも知れません。

気持ちを向けたものが見えるようになるから、です。

今回の転職の場合は、今の会社の不満や嫌なことに気持ちを向けるよりも、これから自分がやりたいことであったり、またはこんな働き方がしてみたい、こんな人と働いてみたい、ですとか、そういう自分のこれからの可能性に気持ちを向けてみるのも一つの方法かも知れません。

何かを避けるより、何かに向かってゆく・・・その方がどうもうまくいくことが多いようです。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。