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「働く」の語源から考える商売繁盛の秘訣とは?

今回は「働く」という言葉の語源から商売繁盛の秘訣とは何か?について考えてみたいと思います。

「傍(はた)を楽にする」

「働く」の語源については色々なことが言われますが、その一つは「傍(はた)を楽にする」、です。

傍(はた)を楽にする・・・つまり、自分以外の周りの人を楽にする、という意味になります。

少し話は変わりますが、「商売繁盛」ということを考えると、利益を上げなければならないわけです。

ただ、利益を上げたいと思うだけではどうもうまくいかないようです。

世の中には利益を上げているお店とそうでないお店があります。どちらも商売をしている以上は利益を上げなければならないわけです。

ただ、利益を上げているお店は、利益を上げることより先に何か別のことを考えていることがどうも多いようです。

利益を上げているお店がやっていたこと

利益を沢山上げているお店がやっていたことはなんだったのでしょうか・・?

それは実に沢山ありました。大きなこともそうですが、利益を上げているお店ほど・・・細かいことを大事にしているようでした。

そのお店がやっていた沢山のことをたった一つの言葉にまとめることができるとしたら・・・

それは何だったかというと、お客さんを喜ばせる・・・ということのようでした。

つまり、そのお店がやっていた沢山のことの多くはお客さんを喜ばせるためにやっていたこと・・・のようでした。

冒頭で働くことの語源、「傍(はた)を楽にする」ということについて触れましたが、「傍を楽にする」とは、「傍を楽しませる、喜ばせる」ということでもあるのかも知れません。

人はどうしても自分の視点で、または主観的に物事を考えてしまうようにできているようです。

だから、働くときは、働く人の立場で、お客さんの時は、お客さんの立場で物事を考えてしまいます・・

働く立場では(商売をしている立場では)どうしても、利益を上げることを考えてしまいます。

それは大事なことだと思うんです。

お店を存続させてゆくことは本当に大変なことだと思います。お店で働く人達やその家族のためにも利益を上げなくてはいけないと思うんです・・

ところが、そうやって自分のため、もしくは自分達だけのために働こうとすると、どうもその思いとは裏腹に、利益が思うように上がらない・・

そんな時は、立場を変えて、主観的ではなく、相手の視点で何をしたら、相手(お客さん)が喜んでくれるだろうか?と考えてみると、「あぁ、こんなこともいいかも知れない。あんなことをしたらいいかも知れない」と・・・色々なことが浮かんでくることがあります。

勿論、仕事を通して、働くことを通して、こんなことをしたい、という自分の夢であったり、自己実現であったり・・・そういう思いもあると思うんです。

そして、それが自分のモチベーションになることもあって。

それはとても大事なことで。

だけど、その思いと一緒に、「傍」を楽にする、楽しませる、喜ばせる、もしくは癒すでもいいかも知れませんし、感動させるでもいいかも知れませんが、そういった働くということの語源から考えてみると、今、自分がやるべきことが見えてくることがあるように、僕はそう思っています。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。