仕事の中にどうやって楽しみを見つけるのか?
今回は仕事の中にどうやって楽しみを見つけるか?というテーマで書かせていただきたいと思います。
全く同じ仕事をしていても、その仕事が退屈になってしまう人もいれば、その仕事を楽しいと思いながら仕事を続けられる人もいたりします。
ということは、仕事そのものというよりも、この退屈だと思った人と楽しいと思える人に何かしらの違いがある・・・ということになると思うんです。
何を考えて仕事をするのか?
パナソニックを一代で築いた松下幸之助さんにこんなエピソードがあります。
松下さんが工場を自分の足で回っていた時、おもしろくなさそうに電球を磨く若い社員さんがいたそうです。
その社員を見つけて松下さんは「電球を磨くのはそんなに面白くないか?」と聞いたそうです。その社員は「はい」とうなずきます。
すると、松下さんは、「それはあなたが電球を磨くことに集中しているからだ。でもよく考えてみなさい、あなたが磨いているこの電球があるから、世の中の家族が楽しく過ごすことができるし、子供達が本を読むことができる。それを考えたら、あなたは電球を磨いているのではなくて、人の幸せを磨いているんだ。」(参考、斉藤一人の道は開ける p.135)
・・・そうおっしゃったそうです。
それを聞いたその社員さんはそれを生涯忘れないで仕事をしてゆこうと思ったそうです。
同じ仕事をするにも、何を考えて誰のために仕事をするのかで感じ方も変わってくるのかも知れません。
僕は仕事は勿論、自分のためにやるべきだと思うんです。
でも、その仕事は誰かを楽にするためにやることだったり、誰かを笑顔にするためにやることだったり・・・そうやって、誰かのことを考えて仕事をすることで、モチベーションというのはもしかしたら、変わってくるのかも知れません。
それは1つの使命感のようなものなのかも・・・知れません。
ただ、自分のために自分のことだけを考えてする仕事と、自分のために、誰かのことを考えてする仕事では・・・感じ方も変わってくるように思うんです。
使命感のようなものは自分にやる気を与えてくれるものでもあるのかも知れません。
どうやったら仕事が楽しくなるのか?
ただ、どんな仕事にしてもそうですけど、仕事は基本的には同じことの繰り返しになりやすいものだと思うんです。
どんなに刺激的な仕事でも人には順応性がありますから、その刺激に慣れてゆきます。
そして、慣れた頃に退屈だと感じてしまったりすることがあるかも知れません。
そんな時に必要なことはもしかしたら、他の刺激的な仕事ではなくて、今の仕事の中に楽しみを見つけようとする、そんな工夫なのかも・・・知れません。
ただ、ある時、僕が尊敬している方が『「どうやったら楽しくなるだろう?」そう考えて仕事をしているんだよ』・・・そんな風に教えてくださいました。
僕は当時30歳ちょっとでそんな風に考えて仕事をしたことがなかったんです・・。
それが違いだったのか・・・とその時思ったのを覚えています。僕は「どうやったら楽しくできるだろう?」なんて考えたこともありませんでした。
「どうやったら楽しくなるだろう?」
そう考えている人とそうではなかった僕・・・仕事に対する感じ方はそれだけ見ても違ってくるに違いありません・・。
仕事というものは本来、楽しむためにあるものではないとは思うんです。もし、最初から楽しかったのだとしたら、お金をもらうどころか、払う必要があるのかも知れません・・。
だけど、「どうやったら楽しくなるだろう?」・・・そう考え続けてきて、やっと、楽しむことはできる・・・そんな風に思えるようになりました。
感じ方というのは、考え方が決めるもの・・だと思うんです。
だから、仕事そのものは変わらなくても、自分がその仕事のどの部分をどう見て、考えるか・・・を変えるだけで、感じ方というのは必然的に変わってくるのではないかなと、僕は思っています。
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。