自分の仕事を認めて欲しいという強い承認欲求の捨て方
自分の仕事を認めて欲しいという承認欲求は少なからず誰にでもある程度はあるものだと思います。
仕事を認めて欲しい・・・そして、認められることで、自分の価値を見出そうとしてしまうことってあると思うんです。
僕はその気持ちがとても強くなってしまい、苦しんだことがあります。承認欲求は誰にでも多少はあるものだと思います。でも、それが強くなりすぎると自分を苦しめてしまうことがあるように思います。
仕事の承認欲求・・・そんな思いに悩んで、そして、僕はそんな気持ちからやっと解放されました。
勿論、今でも認められたらやっぱり嬉しいです。でも、認めて欲しいと自分から要求すると言いましょうか、そして、認められなかった時に嫌な気持ちになることもあまりなくなりました。
それは自分の中で仕事に対する考え方を変えたから・・・でした。
価値のある人というのはどんな人?
認めてもらうことで自分が価値のある人間だと思うようになると、承認欲求はどんどん強くなってゆきますし、それに縛られてしまうようになると思うんです。
でも僕は一度逆の立場になって、自分にとって価値のある人・・・というのはどんな人だろうか?と考えてみたことがあります。
それは決して、仕事ができる人・・・ではなかったわけで。
仕事ができる、評価される、だから人として価値がある・・・以前はそんな極端な考え方にいつの間にか、なっていたのかも知れません。
しかし、逆の評価する立場になってみた時、気づいたんです。僕自身は仕事ができる人=価値があるという風には評価していない・・・と。
例えば、友人を見る時も彼が仕事ができるかどうか、どれだけの仕事をしたか・・・というのは見ていないと思ったんです。
そうではなくて、彼と友人でいたいのは、僕を大事な友人として扱ってくれるからだったり、友人に対する思いやりがある人だからだったり・・・。
逆に自分はどうだったのだろうか・・・と。そう思ったら、自分の仕事を認めて欲しい・・・ということばかり考えていた自分が恥ずかしくなりました・・。
僕は僕のことしか考えていなかったのかも知れない・・・と。
そして、それこそが、つまり、自分以外の人をことを考えてみる、自分以外の人の立場に立ってみることが承認欲求を克服する方法なのではないか・・・と思ったのです。
自分のために、誰のことを思って仕事をするか・・・?
僕が自分の仕事を認めて欲しいという気持ちを手放すことができたきっかけになったある考え方があるんです。
それは「自分のために、誰かのことを思って仕事をする」・・・ということでした。
以前の僕は極端な言い方をすれば、「自分のために、自分のことだけを考えて」仕事をしていました。
仕事って自分のためにやっていることだと思うんです。
自分や自分の家族が生きてゆくため・・・です。
だけど、自分のために仕事はするけど、その時、誰のことを考えるか・・・ということが自分の仕事に対する感じ方を変えてくれるような気がしました。
自分のために、自分のことだけを考えてやっていることは、どうしても不安がつきまとったり、誰かからの評価が欲しくなってしまうようです。
だけど、不思議なことに自分のために、誰かのことを思ってやっていることは、あまり評価というものが必要ではなくなるようです。
それは誰かのことを思っていたから・・・かも知れません。
仕事なら、誰かが、お客さんが喜ぶ顔を思って仕事をすることもできるし、自分の収入のことばかり考えて仕事をすることだってできると思うんです。
でも誰かのことを思ってやることは不思議と評価がいらなくなります。それは例えば、誰かの笑顔のことを思っていたから・・・かも知れなくて。
だけど自分のことだけを考えてやっていることは、不安がつきまとい、誰かからの評価が欲しくなる・・・。
そんな風にできているようです。
僕は以前は自分のことばかり考えていたのかも・・知れません。口ではお客さんのことを語っていても、本当に誰かのことを思って仕事をしていたわけではなかったのかも知れません・・。
自分のために、誰かのことを思って仕事をする・・・それを実践してみるようになって、僕は認めてもらいたいという承認欲を捨てることができたように思っています。
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。